ネット系事業企画・開発のtipsまとめ

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ホテルスパマーケット向けメディア

仕事の中でホテルスパマーケットについて考えるきっかけがあったため、備忘録的にまとめておきたい。

 

ホテルスパマーケットについて

一口にホテルスパといっても、その定義は色々とあるみたい。

日本スパ振興協会(そんな組織があるのも初めて知った)の定義によると、大きくは

 ・滞在型スパ

 ・非滞在型スパ

 ・医療型スパ

の3つで分けているみたいで、ホテルスパは滞在型スパに分類される。

所謂外資系高級ホテルでのスパサービスや、温泉旅館にもよくあるスパが該当しそうだが、年間の市場規模はなんと4,800億円程度もあるみたい(2013年時点)

ネイルの市場規模が2,000億弱だからそう考えると結構大きい印象。

スパ・サービス産業調査資料 | 特定非営利活動法人 日本スパ振興協会

 

主な集客方法/メディア

これだけ規模が大きいかつユーザ側にそれなりに選択肢がある中で、集客メディアの状況がどうなっているかでいうと、自社メディア&Ozmallと一休の二つでほぼ成り立っている印象

・Ozmall

 -エステやリラクサロンと同列に、"ホテルスパ"のタブがあり、各種特集やクチコミランキングが記載

 -ペニンシュラや椿山荘等、高級ホテルのSPAが掲載されている

 -ただ掲載数でいうと意外と少なく、25件~30件程度のように見える

 

・一休

 -こちらもOz同様に、旅館やレストラン予約と同列にスパのタブが存在し、TOPのLPは検索一覧のようなUIになっているが、特集も存在

・掲載数が一休のほうが多そうで、条件指定無しで800件弱ヒットする

 (おそらくこれは同一施設/別プランもカウントしている)

 

収益モデルと広宣費について

・全体のマーケット規模から類推するに、メディアへの掲載が少ないという感覚

・おそらくSPA単体としてそこまで広宣費をかけずに、メインは宿泊客へのアップセルという流れでやってきているからでは

 (一定高級かつブランドがあるスパは単体でも成り立つため、独自で集客をかけているのでは)

・とした時に、その他大勢のスパって本当に稼働率高いのか、集客に困ってないのか

・Oz,一休でどの程度アクションが生まれているか

 

次回にもう少し深堀ってみよう。

 

 

Uber eatsの売上・成長性について考える

ニューヨークとマイアミでuberの素晴らしさを体験し、今回はuberのサブプロダクトに当たるuber eatsについて深堀ってみたい。

 

Uber eatsとは?

uberが展開するフードデリバリサービス

・ユーザと通常デリバリメニューを持たないレストランを結びつけるマッチング

・既存のuberドライバー/オペレーションの仕組みを活用して、飲食店には物流機能と分析機能(売れ筋メニューやユーザ満足度等)を提供

・すでに29ヶ国108都市にサービスを展開中

 

ビジネスモデルと売上

・フードデリバリーって関連サービスも含めて大きく分けると

  ・集客メディア系(ぐるなび/楽天等)

  ・自前で料理作って配送まで(銀のさら/釜寅等)

  ・集客+配送代行型(fine dine等)

 の3つがある気がするが、uber eatsはfine dine同様に集客+配送代行型

uber eatsは加盟レストランから30%の手数料を徴収

・ユーザ課金は今のところしていない

・グローバルで売上2,000億〜3,000億程度と予測

 

参考)

uk.businessinsider.com

 

今後の成長性と課題

・この領域はdeliverlooやGrubhub、そして最近はAmazonがprime nowのサービスの一環として参入してきて競争環境は厳しくなってきている模様

・現時点ではCLサイドの在庫バリエーション及び配送スピードと価格、そしてUXが差別化要因になってきそうだが、中長期でみるとおそらくそれらは平準化されていきそう。

・ECにおけるamazonのように圧倒的な在庫バリエーション/量と、配送スピードと価格の両立を早期に実現したプレーヤが残っていきそうだが、そもそもそこまでフードデリバリマーケット自体が伸びるかどうか

 

Webサービスの素晴らしさを再認識

初投稿です。

 

今回年末年始の休み中にアメリカに行っていて、その際今更ですがUberを使い倒してきて、改めてサービスの素晴らしさを体験できたので書き留めておこうと。

 

Uberとは?

タクシーに乗りたい人と、運転手として登録している一般ドライバーをマッチングさせるライドシェアサービス。

https://www.uber.com/

北米中心に、現在はなんと世界632都市に展開している模様。(すごい数、、)

  • ユーザ側は会員登録/決済方法登録(Apple pay対応)する
  • 乗りたい場所と目的地をセットすると、価格が表示される(その時の需給ギャップに応じて価格は変動)
  • 表示された料金で配車を希望すると、周辺のドライバーに接続し、マッチングしたドライバーが迎えにくる(その際ドライバの名前、車種、No、評価が表示されるのでユーザ側は安心)
  • 車に乗り込み目的地に到着したらそのまま下車(支払いは全てオンラインで完結。追加でtipを支払うことも可能)

サービス概要としてはざっくりこんな感じですが、今回NYとマイアミの二つの都市で使いましたが、驚いたのがドライバー側の在庫数(供給)。朝一や深夜3時頃でも普通に2分以内とかで配車されるので、街中でタクシー拾いたいけどなかなか捕まらないという悩みがなくなる。

加えて料金もタクシーより俄然安い。状況によるが体感値として30-40%ぐらいはタクシーより安価。

そんなもんで、現地に駐在している人やネイティブの人に聞いてみたところ無茶苦茶使われているみたい。

よくニュースでドライバの質が悪い、トラブル沙汰になる等の話も聞きますが、今回かなり回数使いましたが、一度もそんなことはなかったので、これから海外行く時の移動手段のファーストチョイスは間違いなくuberになりそう。

 

収益モデルはどうなっているか

  • 基本的には乗車料金の手数料をuberが徴収する
  • エリアや時間帯によって手数料は異なるようだが、大体20〜25%程度がuberサイドの手数料
  • 2016年の取扱い高ベースでなんと2兆1700億円。
    (超単純&ざっくり計算だと、1時間に約8万件ぐらいの送迎が行われてる模様。トンデモナイ数字ですね。)

相乗りの米ウーバー、16年の取扱高2兆1700億円 (写真=AP) :日本経済新聞

ソフトバンクも結構な額を出資していて今後さらに成長に期待がかかります。

uber eats等の新領域も拡大している模様で、その辺りについてはまた次回に。